CADAMを初心者が覚えるのは、独学ではちょっと難しいかもしれません。そもそもCADAMとは、ロッキード社によって、自社の飛行機設計用に開発された機械系の2次元CADソフトウェアです。
CADAMのソフトウェアは基本的にIBM製のホストコンピュータと端末のセットで使用されて、通常のキーボードの他に、作図機能を選択するオリジナルの「ファンクション・キーボード」を使用することになります。現在、一般的に使用されているCADAMは、「MICRO CADAM」という、CADAMの機能をパソコンにインストールしたものが使われています。
使い方は元々のCADAMに比べると、画期的に使いやすくはなりましたが、それでもやはり一般的なパソコン操作に比べると、CADや製図などの基本知識が無いと難しいでしょう。
遠回りなようでも、やはりCADスクールや専門学校で、まずはCADの基本的な操作方法、知識、専門的な操作方法などをしっかり取得して、「Auto CAD」や「Auto CAD LT」を使いこなせるようになってから、「MICRO CADAM」へと移行する方法が一番番良いと思います。
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CADAMの基礎である「CAD」と「Auto CAD」との違いとは何でしょうか?
「CAD」とは、コンピュータを使用して設計や製図をするシステムのことで、そのシステム上で使用するソフトウェアの1つが、「Auto CAD」なのです。特殊なキーボードや操作が必要になるCADAMと異なり、「Auto CAD」はCADスクールや専門学校、CADの通信教育などの教育機関でも広く使われている代表的なソフトウェアで、建築や土木分野をはじめとして、様々な分野で利用されています。
CADAMのように、2次元の図面描画はもちろんのこと、3次元での立体的な図面描画やアニメーションも可能で、VBAやAuto LISPなどのプログラミング言語を変換して活用することもできるので、環境に合わせてユーザが自由にカスタマイズして使うこともできます。
それに比べて、「Auto CAD LT」は、2次元での図面描画が主になりますので、CADAMにより近いかもしれません。CADのスクールなどでは、初心者はまず「Auto CAD LT」を使用して、CADの基本的な操作方法、知識、専門的な操作方法などを学ばせている所が多いようです。もちろんCADAMの初心者も例外ではありません。
「CADAM」はアメリカのロッキード社が、「Auto CAD」はイギリスのオートデスク社が、それぞれ開発したものですが、「MICRO CADAM」は日本の企業である富士通が開発した機械・製造系の2次元CADソフトウェアです。
現在「MICRO CADAM」は、さらにバージョンアップされていて、「MICRO CADAM Helix」となっていて、数値制御工作機械と連動した外部プログラムが、他製品よりも機能が優れており、機械系の分野では大変重宝されています。ドラフターに近い操作性を実現しているので、設計士の考えを即座に図面に反映できる上、様々な機能が付いているので、使いこなせれば大変便利なソフトウェアと言えるでしょう。
しかしながら、このソフトウェアは大変高価なので、個人で購入するのはとても難しいでしょう。CADを独学で習得するにも、まず安価な「Auto CAD」や「Auto CAD LT」を手に入れてCADの流れや操作を身に付けて、企業などで仕事をしながら実戦で「MICRO CADAM Helix」を習得していく人が大半のようです。